渋谷には多くのパフォーマーがいる。
それは、ミュージシャンであったり大道芸人であったり。
プロを目指している者もいれば、趣味で、練習で、学校のサークルで、と様々。
ある晴れた日の午後。
外は寒いけれど、いい天気なので代々木公園へ行ってみた。
どこからともなく、太鼓の音が聴こえる。
音を辿ってみると、楽しそうに太鼓を演奏している人たちが。
「何を演奏しているんですか?」
グループの一人に話を聞いてみる。
「ジェンベっていう、アフリカ太鼓。バチを使わずに素手で叩くんです。位置を変えることで音色も変わっていくんですよ。」
と、実際に叩いて見せてくれた。
「叩いてみます?」
ジェンベを叩いてみると「ポンっ!」という音が空に響き渡った。
「プロを目指しているんですか?」
毎週土日に練習をしているそうなので、聞いてみた。
「いずれは、これで飯を食っていけたらいいけど。今は、その日、その時間に集まった人だけで音を鳴らす。それぞれがジェンベを持ち寄って、好きなリズムを叩くのが楽しいな~」
「ジェンベのどこが魅力なんですか?」
あまりにも演奏している皆さんが楽しそうで、聞いてみたくなった。
「みんなで一つのリズムを作ってく感じ。それぞれが、くっつきあって一体となる感じが魅力ですね。人数が多ければ多いほど楽しい!」
と言いながら、演奏を始めてくれた。
気付くと、小さい子も演奏に参加していて、観客も増えていた。
見ているお客さんも、リズムに乗りながら笑顔になっていた。
“お客さん”があってこそのパフォーマンス。
何十人もの観客に囲まれながらパフォーマンスをする、未来のスター。
こじんまりとしながらも、数人だとしても、観客の胸を掴んでいる、スターの卵。
渋谷で発見。
初めて見るたくさんのアーティストに、心躍るはず。
ここから羽ばたくといいな。未来へと。








